大坂「後悔したくなかった」 セレーナ元コーチと新タッグで白星発進
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【9月26日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2024)は25日、女子シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位で現73位の大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-3、6-2でルシア・ブロンゼッティ(Lucia Bronzetti、イタリア)を下し、初戦を突破した。
大坂は今月、2019年からタッグを組んでいたウィム・フィセッテ(Wim Fissette)コーチとの関係を解消し、過去にセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)らを指導した実績を持つパトリック・ムラトグルー(Patrick Mouratoglou)氏を新たに招へい。この日もムラトグルー氏がプレーヤーズボックスから試合を見守った。
出産を経て今季からツアーに戻ってきた大坂だが、復帰後は勝利を重ねられず、全米オープン(US Open Tennis Championships 2024)では2回戦敗退に終わり、ここまでの最高成績は2度のベスト8となっている。
大坂はこの日の試合後、再び世界トップへの復帰を目指す中で「変化が必要だと感じた」と明かし、「後悔を残したくないという人生の段階にいると思う。やらないよりはやりたいという気持ちで、『失敗』とは言いたくないが、今のキャリアの段階ではできるだけ多くのことを学ぶ必要があると感じている」と語った。
ムラトグルー氏については「指導の仕方が気に入っている。とても面白くなると思う」「パトリックは自分が学びたかった知識を持っているようにみえる」とコメントした。
また、当初はムラトグルー氏が長年セレーナのコーチを務め、「強い個性」を持っていることを知っていたため警戒心があったとしつつ、「実際に会って話してみて、コートで一緒に動いてみると、本当に素晴らしいコーチだった。彼がこのプロジェクトを引き受けてくれたことを本当にうれしく思う」と話した。
その一方で「まだ少し彼の近くでは緊張してしまう」「こちらを見られると、なんとなくゆかを見てしまう。もう少し一緒に時間を過ごす必要があると思う」とも明かし、「日に日に慣れてきてはいる」と付け加えた。
2019年の中国オープンを制している大坂は、2回戦で第21シードのユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)と対戦する。(c)AFP