【9月26日 AFP】フィンランドで25日、環境活動家らが国会議事堂に赤いペンキを吹き付ける騒ぎがあった。

議事堂の正面入り口にある花こう岩の柱は、血を連想させる赤いペンキで染まった。

 気候変動の危機を訴える団体「絶滅への反逆(Extinction Rebellion)」と、スウェーデンの「湿地の復元(Aterstall Vatmarker)」はAFPに対し、同国の湿地で泥炭を採掘しているフィンランドの国営企業ネオバ(Neova)に抗議した行動だと説明した。

「湿地の復元」のメンバーは「フィンランドはスウェーデンで泥炭を採掘しているが、石油、ガス、すべての化石燃料を段階的に廃止しなければならないことは周知の事実だ。泥炭もまさに化石燃料だ」と語った。

 警察は午前8時すぎに現場に到着し、プラカードを持って議事堂の階段に座っていた10人を排除した。(c)AFP