【9月26日 Xinhua News】中国企業連合会と中国企業家協会はこのほど、安徽省合肥市で開かれた2024年世界製造業大会で、中国製造業企業上位500社を発表した。首位は国有石油大手の中国石油化工集団(シノペックグループ)だった。

 2位以下は、鉄鋼大手の中国宝武鋼鉄集団、化学大手の中国中化控股(シノケム・ホールディングス)、非鉄金属大手の中国五鉱集団、化学大手の恒力集団、自動車大手の上海汽車集団、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)、自動車大手の第一汽車集団、化学工業原料大手の浙江栄盛控股集団、電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)が続いた。ランキングの発表は今回で20回連続となる。

 最下位企業の売上高は前年比5億1200万元(1元=約20円)増の170億6200万元になり、新たな段階に歩みを進めた。売上総額は1・9%増の52兆100億元だった。経済効果からみると、500社の純利益は5・8%減の1兆1900億元で、下げ幅は7・9%縮小した。

 上位500社の研究開発支出は合わせて約1兆2300億元で前年より12・5%増加した。研究開発強度(研究開発費の対売上高比率)は2・4%で前年より0・04%上昇した。有効特許件数は3・9%増の149万3700件、うち発明特許は11・4%増の71万7300件となり、割合は3・2%上昇の48・0%だった。

 上位500社にランク入りした民間企業は12社増の374社となり、割合は74・8%だった。売上高1千億元以上の企業は124社で、うち民間企業は55・7%に相当する69社だった。民間企業が上位500社全体に占める割合は売上高が55・3%、純利益が70・7%、資産総額が46・4%でいずれも上昇した。

 ランキングは中国製造業企業の海外進出の穏健さを示している。上位500社の海外資産は5・8%増の7兆2900億元、海外売上高は7兆1300億元で前年よりやや減少し、海外の従業員数は14・3%増の113万7600人だった。(c)Xinhua News/AFPBB News