中国外相、イランに「支援」約束
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【9月25日 AFP】中国外務省は25日、米ニューヨークで開催されている国連総会(UN General Assembly)に合わせ、同国の王毅(Wang Yi)外相がイランのマスード・ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)新大統領と会談し、「外部勢力」への対抗でイランが安全保障を確保できるよう、中国は支援すると約束したと発表した。
会談は、イスラエルがレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)への攻撃を強める中で行われた。イスラエルと長年対立するイランは、ヒズボラをはじめ、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)など、中東の武装組織を支援している。
中国外務省によると、王氏は24日、「中国はイランの主権、安全保障、領土保全、そして国威を守るために今後も支援する」と表明。政府としても「イランの内政に干渉したり、制裁を科して圧力をかけたりするような外部勢力」に反対していると付け加えた。
中国はイラン最大の貿易相手国で、米国の経済制裁を受けるイラン原油の最大の顧客でもあり、両国は緊密な関係を続けている。(c)AFP