ロシア収容所、捕虜に医療提供せず 国連調査委
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【9月24日 AFP】国連人権理事会(UN Human Rights Council)が設置した調査委員会(COI)はこのほど、ロシアが運営する収容所はウクライナの捕虜に対して意図的に医療を提供していないと報告した。
調査委のエリック・モーセ(Erik Mose)委員長は人権理事会への口頭報告で、ロシアが管理する複数の収容所で「医療が必須とされる人々に対する適切な支援が欠如している」と非難した。
モーセ氏の報告は、ロシア占領下にあるウクライナ東部のオレニフカ(Olenivka)刑務所に収容されていた元捕虜のウクライナ兵の証言に基づいている。
報告によると、2022年7月29日に同刑務所で爆発があり、多数のウクライナ兵が死亡した。ロシア側は、ウクライナ軍が爆撃したと主張している。
元捕虜によれば、「命に関わる重傷を負った数十人に、救急治療が提供されなかった」。負傷者の手当てを試みたのは、収容されていたウクライナ軍の軍医だけだった。
モーセ氏によると、軍医らは「暗闇の中で、必要不可欠な医療用具もなく、手持ちの救急キットのわずかな物資を使い、シーツを包帯代わりにして」対応せざるを得なかった。
「収容所の責任者らが傍観する中、その夜に多くが死亡した」
モーセ氏は、元捕虜の多くは「深刻または回復不能な身体的・精神的外傷」を負ったと主張した。(c)AFP
