フェルスタッペン、「くだらない」暴言騒動に辟易 F1早期離脱も示唆
このニュースをシェア
【9月23日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が22日、不適切な発言で処分を受けたことについて「くだらない」と表現し、こうした騒動はF1を離れるのが早まる原因になる可能性があると話した。
フェルスタッペンはこの日行われた第18戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2024)決勝で、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)に次ぐ2位に入ったが、レース後の取材では、記者会見での不適切発言をめぐる騒動が引き続き話題の中心を占めた。
フェルスタッペンは、生中継もされていた19日の記者会見でFワードを使用したとして、国際自動車連盟(FIA)から社会奉仕活動を義務づけられると、予選や決勝後の公式会見では、短い答えしか返さないか、ノーコメントと回答するという抗議を行った。
その後、チームの施設内で一部のメディアの取材に応じたフェルスタッペンは「こういうことは間違いなく将来にも影響する。自分らしくいられなかったり、こうしたくだらないことに対処しないといけなかったりすればね」とコメント。「こういうことにずっと対応するのはいやだと感じるキャリアの段階に来ている。本当にうんざりする」と話し、「こんなふうにこのスポーツを続けたくはない。それは確かだ」と語った。
総合4連覇を目指しているフェルスタッペンだが、過去にはF1に長くとどまるつもりはないとも話しており、2028年にレッドブルとの契約が満了した後には他のモータースポーツに挑戦することにも意欲を見せている。
フェルスタッペンは「僕がいなくてもF1は続く。それは問題ないし、僕も気にしない。そういうものだ」と話し、「100パーセント自分らしくいられないなら、話さない方がいい。だけどそんなことは誰も望まない。ロボットになってしまうし、スポーツでそんなことはするべきじゃない」と述べた。(c)AFP