中国は協力のウィンウィンを堅持し、経済のグローバル化時代に対応
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【9⽉25⽇ Peopleʼs Daily】経済グローバル化の時代に必要なのは分断の溝を作ることではなく、コミュニケーションの橋を懸けることだ。対抗の鉄のカーテンではなく、協力の道だ。
習近平(Xi Jinping)国家主席は、「われわれは普遍的で包容力ある経済のグローバル化を提唱し、『一帯一路(Belt and Road)』の質の高い共同建設を推進する。その目的は、成長のチャンスの普遍化を実現し、発展の道の包容性を推進し、各国人民に発展の成果を共有させ、『地球村』の国家が発展と繁栄を共に図り、ウィンウィンの理念を共通認識にすることだ」と述べた。
開放は中国式現代化の鮮明な標識だ。中国は開放によって改革を促進することを堅持し、国際協力を拡大する中で開放能力を高め、各国と発展のチャンスと恩恵を共有する。中国はハイレベルの制度型開放を深く推進し、外資の内国民待遇を進め、製造業分野の外資参入制限を全面撤廃し、知的財産権保護を強化している。中国税関総署によると、今年1~7月の中国の物品貿易総額は前年同期比6.2%増の24兆8300億元(約502兆円)だった。これは中国が対外開放を拡大し続けたことで得た成果だ。
中国は一国主義や保護主義に断固反対し、貿易と投資の自由化と利便化を絶えず促進し、世界経済の健全な発展を阻害する構造問題の解決に力を入れ、世界の生産とサプライチェーンの安定と円滑化を守っている。習主席はかつてオランダのルッテ(Mark Rutte)首相と会見した際に、経済のグローバル化は逆風に見舞われるかもしれないが、歴史の大勢は変わらず、「切り離し」に活路はなく、開放と協力が唯一の選択だと強調した。ルッテ首相は、「『切り離し』はオランダ政府の政策選択肢にない。中国の発展の利益を損ねうるいかなる行動も自らを傷つけるからだ」と述べた。習主席はドイツのショルツ(Olaf Scholz)首相に対しては、「中国は電気自動車(EV)、リチウム電池、太陽光発電製品などを輸出することで、世界の供給を豊富にし、世界のインフレ圧力を緩和し、世界の気候変動対応とグリーン低炭素モデルチェンジに大きく貢献している」と述べた。ショルツ首相は、ドイツは保護主義に反対し、自由貿易を支持すると表明した。ハンガリーのオルバン(Viktor Orban)首相は習主席に、ハンガリーはいわゆる「生産能力過剰」や「リスク解消」などの説を認めないと明言し、対中協力を深めるハンガリーの決意が揺らぐことはないと表明した。
中国は引き続き世界貿易機関(WTO)を中核とする多国間貿易体制をしっかりと守り、グローバル経済ガバナンス体系の改革に積極的に参与する。中国は広範な発展途上国が自主発展能力を高めるのを助け、経済のグローバル化のパイを共に大きくし、公平に分け、発展を十分かつ均衡あるものにし、経済グローバル化をより開放的、包容的、包摂的、均衡の取れた方向に発展させる。中国は各国と共に現代化の道を歩みたいと考えており、各方面が中国式現代化の特急列車に乗ることを歓迎する。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News