新型コロナウイルス、中国の市場起源説に新たな証拠 新研究
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■重要な研究
研究ではまた、市場のサンプルで検出されたウイルス株の「最直近の共通祖先」が、ヒトにおける新型コロナのパンデミック(世界的な流行)の初期株と「遺伝的に同一」であることを確認した。
「これは、ウイルスの初期の遺伝的多様性がこの市場で見つかることを意味しており、もしもこの場所でウイルスが発生したのだとすれば、それは予想されることだ」とデバーレ氏は説明した。
英ケンブリッジ大学(Cambridge University)の感染症疫学者ジェームズ・ウッド(James Wood)氏は、「武漢の華南海鮮市場で野生動物を売っていた露店が、新型コロナパンデミックの発祥の地であることを非常に強力に証明している」研究だと評価する。同氏は、今回の研究には参加していない。
ウッド氏は、この研究が重要なのは「過去および将来のパンデミック発生要因として可能性の高い、野生動物の生体取引や生物多様性の喪失、土地利用の変化などに対してほとんど、あるいは何も対策がとられていないためだ」とし、「これらの側面は、現在各国が交渉中のパンデミック条約の草案にも含まれていない」と指摘した。 (c)AFP/Bénédicte REY