【9月22日 CGTN Japanese】中国科学院地理科学および資源研究所、中国科学院青海チベット高原研究所、中国科学院自動化研究所などは19日、世界初の地理科学分野のマルチモーダルの大規模言語モデル「坤元」(シグマ・ジオグラフィー)を正式発表しました。

 このマルチモーダルAIは、地理科学に特化した大規模言語モデルで、地理科学に関連する問題を処理するための専門能力を備えています。研究開発チームは地理学全系統にわたる高品質なコーパスの構築、地理学大規模言語モデルの構築、地理学研究のインテリジェントガイド・プラットフォームの研究開発などの作業を行い、地理専門問題の解決、地理学文献のAI分析、地理データ資源の検索、地理データの検索分析、特定テーマをめぐる地図の作成などの機能を実現しました。

「坤元」は一般の人々の地理的視野を広げ、地理分野の専門家の業務を効率化し、地理学研究を支援し、重大な地理学的発見を加速させることを目的としています。研究開発チームは今後、大規模地図モデルと地理推論エンジンの研究開発を進め、大規模地理学言語モデルが地図を理解できるようになることを期待しています。また、地理学研究者のための大規模な協力プラットフォームを構築し、すべての科学者や科学研究チームが専用の大規模地理モデルを持ち、数百万人の科学者がデータ、モデル、研究構想などを共有して協力できる環境を目指しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News