【9月20日 AFP】国際検査機関(ITA)は19日、今年のパリ五輪では全体の約3分の1の出場選手が薬物検査を受け、そのうち陽性反応を示したのはわずか5人だったことを明らかにした。

 この数字は2021年の東京五輪と比較して1人少ないものの、検査実施数は東京大会から4パーセント増、2016年のリオデジャネイロ五輪から10パーセント増となっている。

 パリ五輪の検査を主導したITAは、7月26日から8月11日までの開催期間中、全体の39パーセントに相当する4770人のアスリートの尿、血液、乾燥血液を分析した。

 2024年は集中的なスクリーニングで競技者の90パーセントが大会前に1度は検査を受けていた中、これはアスリートが受けた検査としてはこれまでで最も高い割合だという。また、最も多くの検査が実施されたのは、選手の数が多かった米国、フランス、中国、オーストラリアであることも補足された。

 パリ大会で陽性反応を示したのは、柔道男子のサイジャド・セヘン(Sajjad Sehen、イラク)とモハマド・サミム・ファイザド(Mohammad Samim Faizad、アフガニスタン)、ボクシング女子のシンシア・オグンセミロア(Cynthia Temitayo Ogunsemilore)、陸上男子短距離のドミニック・ラスコニ・ムランバ(Dominique Lasconi Mulamba、コンゴ)、競泳女子のマリア・ホセ・リベラ(Maria Jose Ribera Pinto、ボリビア)の5人だった。

 しかし、薬物違反が報告されるのはこの5人にとどまらない可能性があり、ITAは同機関が実施する反ドーピングプログラムの最終段階は、大会前および大会期間中に採取された検体の長期保存と再分析であるとしている。(c)AFP