ジョージアはLGBTQの権利制限法案撤回を ドイツ
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【9月19日 AFP】ドイツは18日、ジョージアに対し、性的少数者(LGBTQ)の権利制限につながるとされる、「家族的価値観」などの保護をうたった法案を撤回するよう求めた。立法化されれば、将来の欧州連合(EU)加盟の可能性が阻害される恐れがあると警告した。
ドイツ外務省のカトリン・デシャウアー(Kathrin Deschauer)報道官は記者会見で、「ジョージアに対し、EU市民の自由に関する関連規定を順守し、法を成立させないよう求める」と語った。
外務省はまた、X(旧ツイッター)に、家族的価値観保護法案について「LGBTQIの人々を差別するために設計されており、ジョージアをEUからますます遠ざけるものだ」と投稿した。
ジョージアの与党「ジョージアの夢」は17日、ロシアの類似法を反映させた形の同法案を承認した。
EUはこれに対し、ジョージアがEUの価値観に反する一連の措置を進めているため、加盟申請は「事実上停止された」と警告している。(c)AFP