全米トラック労組、大統領選で特定候補支持せず ハリス氏に打撃
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【9月19日 AFP】全米トラック運転手組合(通称チームスターズ、Teamsters)は18日、11月の大統領選で特定の候補を支持しないと表明した。2000年以来民主党候補を支持してきた伝統を破る格好となり、自身を労働者の擁護者として位置付けてきたカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領には打撃となる。
チームスターズは規模、影響力ともに米国で最も大きな労組の一つ。
チームスターズのショーン・オブライエン(Sean O'Brien)会長は声明で「残念ながら主要候補のいずれも、大企業よりも労働者の利益を常に優先させることをわれわれに確約できなかった」と述べた。
チームスターズが決定を下したのは、ハリス氏がヒスパニック議員連盟研究所(CHCI)で、労働者への献身を表明した直後だった。
ハリス氏は「私たちは中産階級を第一に考えなければならない。労働者階級を第一に考え、彼らの夢や希望、そして野心を理解する必要がある」と述べた。(c)AFP