【9月19日 CGTN Japanese】中国南東部の江西省にある中国最大の淡水湖である鄱陽湖の水位が連日、下がり続けています。鄱陽湖の代表的な水文観測所である星子水文観測所の水位は16日午前8時の時点で、前日より0.16メートル低い9.96メートルまで低下しました。また、湖口観測所の水位は9.81メートルまで低下し、すべての観測所でいずれも10メートルの渇水位以下まで下がっており、水域面積も676平方キロまで縮小しました。

 江西省では7月3日以降、48日連続で高温に見舞われており、2022年に記録した46日の高温日数記録を更新したため、鄱陽湖の水は急速に蒸発し、湖の面積も目に見えて縮小しました。ここ数日、江西省の多くの地域では気温が低下したものの、降雨量は全体としてさほど多くなく、鄱陽湖の貯水量に大きな影響はありませんでした。

 現在、鄱陽湖の靴山島はすべて水面に出ており、広い範囲で湖底が露出しています。今年に入ってから、鄱陽湖の水位は総じて低い状態が続いています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News