【9月18日 AFP】レバノン各地でイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)が使用しているポケットベル(ポケベル)型の小型通信機器が同時爆発した事件で、台湾の通信機器メーカー「ゴールドアポロ(Gold Apollo)」は18日、この機器は提携するハンガリー企業が製造したものだと発表した。

 米紙ニューヨーク・タイムズは、ゴールドアポロ製のポケベルが爆発に関与していると報じたが、ゴールドアポロは言及されたモデルについて声明で、同社が長年提携しているハンガリー企業「BACコンサルティング(BAC Consulting)」が製造・販売していると指摘した。

 今回、ヒズボラの拠点を標的とした前例のない同時攻撃では、少なくとも9人が死亡、約2800人が負傷した。

 ニューヨーク・タイムズの報道後、ゴールドアポロの許清光(Hsu Chin-kuang)会長は台北で会見し、「あくまでわが社の製品ではない」と否定していた。(c)AFP