ブラジル首都の国立公園で山火事相次ぐ サッカー場3000面分焼失
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【9月17日 AFP】南米ブラジルの首都ブラジリアの自然保護区内で先週末以降、3か所の山火事が発生している。これまでにサッカー場3000面分の面積が焼失した。
ブラジルは過去70年で最悪の干ばつに見舞われており、アマゾン(Amazon)熱帯雨林や世界最大の熱帯湿原「パンタナル(Pantanal)」で火災が発生。リオデジャネイロを含む主要都市が煙に包まれている。
こうした事態を受け、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)大統領は緊急閣議を招集した。
当局の発表によると、ブラジリア国立公園内の3か所で発生した火災により、16日までに約1200ヘクタールが焼失した。
また当局は、ブラジリアでは140日間にわたって降雨がない超乾燥状態が続いており、状況はさらに悪化する可能性があると警告している。
国立宇宙研究所(INPE)の衛星データによると、今月これまでにブラジルで発生した火災は5万7312件で、すでに昨年9月の総数を超えている。(c)AFP