トランプ氏暗殺未遂の容疑者特定 米メディア
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【9月16日 AFP】15日に起きたドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の暗殺未遂事件で米メディアは同日、身柄を拘束されたのは、ライアン・ウェズリー・ラウス(Ryan Wesley Routh)容疑者(58)だと伝えた。同容疑者は2022年にウクライナ支援のため首都キーウを訪れており、その際にAFPのインタビューを受けていた。
CNNとCBSによると、ラウス容疑者はハワイで住宅建設業を営んでいる。逮捕歴があり、政治や時事問題についてしばしばSNSに投稿していた。トランプ氏を批判する内容の投稿もあった。
ロシアの侵攻を受けるウクライナに対しては支持する立場を明確にしている。
ニューヨーク・タイムズ紙によれば、2022年3月にX(旧ツイッター)に、「私はクラクフ(Krakow、ポーランド南部の都市)に飛び、そこからウクライナとの国境まで行ってボランティアとして戦い、死ぬつもりだ。模範となれるだろうか。われわれは勝たねばならない」と投稿していた。
AFPは同年4月、キーウで行われていたデモに参加するラウス容疑者にインタビューしている。デモは南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)でロシア軍に包囲された住民への支援を訴える目的で開催されていた。
「(ウラジーミル・)プーチン(ロシア大統領)はテロリストであり、止める必要がある。世界中の人々がここに来て、彼らを止めなければならない」と、語っていた。(c)AFP