ペルソナAIのユ・スンジェ代表=ペルソナAI(c)MONEYTODAY
ペルソナAIのユ・スンジェ代表=ペルソナAI(c)MONEYTODAY

【09月16日 KOREA WAVE】AI(人工知能)チャットボットに関する専門知識がなくても、自身のビジネスに最適化されたチャットボットを簡単に作ることができる技術が注目されている。

それが、韓国のスタートアップ「ペルソナAI」が手掛ける「ソナワーク」だ。

このサービスを利用すれば、オンラインショップに会員登録するようにいくつかの情報を入力するだけで、業種に合ったAIチャットボットが構築できる。

ペルソナAIは、2017年にユ・スンジェ代表が創業した。情報技術業界で働く中で「実生活に応用できる対話型AIが少ない」と感じたことが背景にある。

同社は、特定分野の情報を入力するだけで10万件以上のデータを自動生成する「自然言語生成(NLG)」技術を武器に、AIチャットボットの開発コストと時間を大幅に削減している。

同社の技術は、現在1000以上の企業に利用されており、AIの自然言語理解(NLU)モデルと自然言語処理(NLP)エンジンを駆使した音声チャットボット「ソナコール」も提供している。ソナコールは、80%以上の認識率と0.43秒の高速応答速度を誇り、顧客対応に使用されている。

さらに、ペルソナAIは最近、次世代のAI対話エンジンを開発している。従来のAI技術と比較して、文脈理解や感情の認識、方言対応が可能となっており、幅広い対話が可能だ。

ペルソナAIは、プレIPO(上場前の資金調達)を終え、来年のコスダック上場を目指している。同社は「AIが単純作業や感情労働を助ける未来を実現したい」と語り、技術開発を続けている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News