ノリス、予選17番手も「ベスト尽くす」と前向く
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【9月15日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が、17番手に終わった14日の第17戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2024)予選を終え、決勝に向けた前向きな姿勢を維持した。
ノリスはイエローフラッグが振られたことで最終アタックを邪魔され、昨年のラスベガスGP(Las Vegas Grand Prix 2023)以来となる予選Q1敗退に終わった。
予選後には、8レースとスプリント3戦を残し、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)と62ポイント差の2位につける総合争いに向け、ダメージを最小限に抑えるために全力を尽くすと話した。フェルスタッペンは6番手だったが、6戦未勝利というこのところの不調を経て、今大会はフリー走行と予選で改善を見せている。
ノリスは「17番手では多くは期待できない」と認めつつ、「だけど今夜はいい計画を練って、ベストを尽くしたい」と意気込んだ。
イエローフラッグに阻まれたアタックについては「簡単に突破できる」はずだったところから「スピードを落とさざるを得なかった」とコメント。レースエンジニアは無線で「済まない」と謝り、ウィリアムズ(Williams)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)がスピンしたことをもっと早く伝えられるはずだったと考えている様子だった。
ノリスは「自分の予想が間違っていると思いたいし、オーバーテークのチャンスがたくさんあると思いたいが、期待はできない。このコースはダウンフォースがすごく小さいから、オーバーテークはほとんど不可能だ」と話し、「みんなが思うより難しく、簡単じゃないが、ベストを尽くす」と続けた。
ノリスが出遅れたことで、決勝でチームメートのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)がサポートし、ノリスの優勝の可能性を広げるというチームオーダーが出る可能性は実質的になくなった。ピアストリは、ポールポジションを獲得したフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)に続く2番手からスタートする。(c)AFP