【9月16日 CGTN Japanese】中国南東部の福建省アモイ市海滄区東孚中学校の2年生の小楽さん(仮名)がこのほど、学校のグラウンドで運動中に心停止し、学校の応急救護隊の生徒7人が「教科書式」の応急手当てを展開しました。

 公開されている映像によると、その日、小楽さんは学校のテニスコート横のコースを走っていたところ、突然立ち止まり、数歩歩いた後、胸に手を当てたまま倒れました。

 小楽さんが倒れたのを見て、グラウンドで運動していた学校の赤十字応急救護隊の隊員たちは、手分けして救助に乗り出しました。ある生徒はすぐに小楽さんのそばに駆け付けて、そのバイタルサインを判断し、ある生徒は空気の循環を保つために周りにいた生徒を移動させ、ある生徒は先生と校医に報告するために走りました。

 この時、小楽さんは地面にうつぶせてけいれんし始め、すぐに体全体が硬直しました。赤十字応急救護隊員たちは、以前の訓練で学んだ「聞いて、見て、感じる」判断法を頼りに、楽さんが心停止を起こしたと判断しました。そして速やかに小楽さんの体位を正して心肺蘇生をして、約1分応急処置をすると、小楽さんは手を動かしてゆっくりと目を覚ましました。

 一方、校医や先生も現場に駆け付けて救助に参加し、その後、小楽さんは医務室に連れて行かれて休みました。最後に病院で検査を受け、容態は回復しました。学校赤十字応急救護隊隊員の相互協力、緊急対応は、楽さんを救うために貴重な時間を稼いだとして称賛されました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News