【9月14日 AFP】100年以上の歴史があるスイス伝統のスポーツ「ホルヌッセン(Hornussen)」の大規模な大会が、6年ぶりに実施された。

「ホルヌッセン」は、一方のチームがしなりのあるスティックを使ってパックを打ち、相手チームが100~300メートル程離れた場所で、重い板のような道具を使ってパックが直接地面に落ちるのを防ぐスポーツだ。パックを打った時の飛行速度は時速300キロにもなるという。

 その競技名はパックが飛ぶ時に「ブーン」という音をたてることから、スズメバチを意味する「Hornuss」に由来して付けられた。

 この伝統的なイベントで、今回はデジタル技術が活躍した。パックを打つ選手の動画がスマートフォンのアプリで収録され、ティックトック(TikTok)でシェアされた。

 大会には選手4500人が参加。出場した70歳の男性は「自分にとって大切なもの。友人と一緒にいられるから」と話していた。

 映像は8月31日に撮影。(c)AFP