5日午後、ソウル・清渓広場で開かれたアリ水祭り(c)news1
5日午後、ソウル・清渓広場で開かれたアリ水祭り(c)news1

【09月12日 KOREA WAVE】ソウル市はこのほど、「飲める水」であるソウルの水道水「アリ水」の認知度を市民に広めるために、清渓広場で「My Soul Waterアリ水祭り」を開催した。水道水に対するネガティブな認識を改善するため、さまざまなイベントが開催され、オ・セフン(呉世勲)市長も参加し、歓迎の言葉を述べた。

オ・セフン氏は「アリ水の水質管理には細心の注意を払っており、子どもたちが噴水の水を飲んでも安心できる水質基準を守っている」と強調したうえ「ソウル市は、市民にいつでも安心して飲める水を提供している」と自信を見せた。また、近年のパリ・セーヌ川とソウル・漢江の水質を比較し、漢江が国際基準を満たす清潔な水であることをアピールした。

この日実施されたアリ水のブラインドテストでは、116人の参加者のうち67人が脱落し、アリ水が水道水だと気づかない結果に。大学生サポーターの1人は「アリ水を飲んだときに、水道水特有の味がせず、非常に柔らかくクリアな味わいだった」と感想を述べた。

また、イベントには約1000人の市民が訪れ、アリ水ラーメンやアリ水コーヒーなどの試食を楽しんだ。その他、アリ水の正しい知識を伝えるクイズやストーリーテリング、フェイスペインティングなど、家族向けのブースも多数設置され、多くの参加者が楽しんだ。

市民の中には「アリ水を飲むことでペットボトルの使用を減らし、環境保護に貢献したい」と話す人もいた。研究によると、アリ水は浄水器で処理された水に比べ、炭素排出量が378分の1に過ぎず、環境に優しい。

ソウル市は、誰でも安心してアリ水を飲めるように、無料の訪問水質検査サービスを提供しており、電話で申し込むことで、週末や夜間でも5分以内に水質検査を受けることができる。市によると、昨年実施された20万6000件の検査では、基準を超えた事例は一度も確認されていない。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News