ビヨンセのカントリー作品、大ヒットも専門分野音楽賞で選外に
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【9月10日 AFP】米国で9日、第58回カントリーミュージック協会賞(Country Music Association Awards)のノミネート作品やシンガーらが発表されたが、歌手ビヨンセ(Beyonce)が今年リリースしたアルバム「カウボーイ・カーター(Cowboy Carter)」は選外となった。
シングル「テキサス・ホールデム(Texas Hold 'Em)」がカントリーチャートを含めて1位を獲得するなど、大ヒットアルバムとして広く認められ、文化的な現象を巻き起こしていた。そのため、同作品がノミネートされなかったのは不自然に目立った。
ルイジアナ州出身の母親とアラバマ州出身の父親を持ち、テキサス州で生まれ育ったビヨンセは、カントリーミュージックは白人男性のものという固定観念に対して、同アルバムで異議を唱えている。
自身の米国南部のルーツをたたえ、カントリーミュージックにおける黒人の系譜をひもときながら、黒人霊歌やフィドル演奏、カントリー界の女性アーティストの先駆者を登場させ、このジャンルの進化を表現した。
さらに、ラップやダンスミュージック、ソウル、ファンク、ロック、ゴスペルなど、さまざまなスタイルを融合している。
授賞式は11月20日に行われる。(c)AFP