北朝鮮の金総書記、核兵器増強を宣言 建国76年の演説
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【9月10日 AFP】北朝鮮の国営メディアは10日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記が前日の建国76年に合わせて行った演説で、核兵器の着実な増強を進める意向を示したと伝えた。金氏はまた、同国が「責任ある」核保有国であるとも主張した。
国営朝鮮中央通信(KCNA)は、8日に首都平壌で開催された式典の様子を捉えた画像を公開した。
金氏は、米国およびその同盟国からの「より多様な脅威」に対処するため、北朝鮮の「核戦力」とその配備能力を「徹底させるべき」とし、「核武装した敵国のあらゆる脅迫行為に完全に対応できる核戦力を着実に強化する」と述べた。
また、「核戦力を含む全軍が完全な戦闘準備態勢を維持できるよう、取り組みと措置を倍増させる」と付け加えた。
金氏はさらに、北朝鮮は「責任ある核兵器保有国」であり、「自衛のための核兵器は誰にとっても脅威とならない」と述べた。(c)AFP