【9月9日 AFP】ラグビーフランスリーグ・トップ14のラシン92(Racing 92)は8日、南アフリカ代表主将のシヤ・コリシ(Siya Kolisi)が、契約を2年残す中で退団すると発表した。

 コリシの家族が仏パリでホームシックになっていると報じられていたため、この退団は全くの予想外ではなかった。この日仏スポーツ日刊紙レキップに掲載されたインタビューでコリシは、テストマッチのためにラシンでベストを尽くせなかったと述べた。

「南アフリカ代表としてプレーすると、トップ14で3か月は欠場することになる。非常に高い給料をもらっているから、ラシンから盗んでいるような気分になる」としたコリシは、両立は体力的に無理だと付け加えた。

 コリシは7日、南半球4か国対抗戦のザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2024)でニュージーランド戦に出場し、鼻を骨折しながらもプレーしてトライを決めていた。一方でラシンは、同日行われた新シーズン開幕戦でカストル(Castres)に黒星を喫した。

 コリシは昨季ラシンで18試合の出場に終わり、トライも一つにとどまっていた。(c)AFP