動画:無形文化遺産の製品化で伝統技術に新たな息吹 中国貴州省
このニュースをシェア
【9月12日 Xinhua News】中国貴州省は豊富な民族文化資源を擁し、少数民族の伝統技術が数多く残されていることから「文化千島」と称えられている。民族文化を宿し、千年以上伝えられてきた技術は今、さまざまな方法で活力を保ちながら、継承・発展への道を歩んでいる。
同省黔東南(けんとうなん)ミャオ族トン族自治州麻江県にある、ミャオ族の刺しゅうやろうけつ染めのグッズなどの製造・販売を手掛ける貴州繡娘文化は、若者チームを率い、デザインと革新を通じて伝統刺しゅうの新たな活力を呼び起こしている。大学で工芸美術や服飾デザインなどを専攻した若者らは、生まれ故郷の民族文化への愛着をもとに、革新的な技法と美意識で無形文化遺産の刺しゅうを再構築。若者の好みにより近く、市場に受け入れられやすい流行の商品を次々と開発している。
革新的なのは刺しゅう技法と製品だけではない。同社は生産段階において、先進的な設備とプロセスを導入することで、生産能力を拡大し、コスト削減と無形文化遺産グッズの工場での大量生産を実現している。
2019年の創業から今日まで、売り上げが増加するにつれ、デザイナーらは地元女性に研修を実施し、雇用機会を提供。約2200人以上の雇用につながっている。(c)Xinhua News/AFPBB News