ベネズエラ野党大統領候補が出国、スペインに亡命へ
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【9月8日 AFP】ベネズエラ政府は7日、7月の大統領選でニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の再選に異議を唱えた野党候補のエドムンド・ゴンサレス(Edmundo Gonzalez)氏が、スペインに亡命するため出国したと発表した。
ゴンサレス氏は大統領選直後から約1か月間、潜伏。自由を失う恐れがあるとして、検察からの出頭命令を3度にわたって無視した。
ベネズエラの副大統領はソーシャルメディアで、ゴンサレス氏は「数日前にカラカスのスペイン大使館に自発的に避難した後、スペイン政府に政治亡命を求めた」と明かし、スペイン政府はゴンサレス氏が安全に入国することを承認したと述べた。
スペインのホセ・マヌエル・アルバレス(Jose Manuel Albares)外相はXで、ゴンサレス氏が自身の要請によりスペインの軍用機でベネズエラを出国したと説明。スペインは全ベネズエラ人の「政治的権利にコミットしている」とした。
ベネズエラの選挙管理委員会は、7月28日に行われた大統領選挙でマドゥロ氏の勝利を宣言。野党は不正を訴え、政治危機に陥っている。(c)AFP