【9月7日 AFP】サッカーW杯北中米大会(2026 World Cup)の南米予選は6日、各地で第7節の試合が行われ、ブラジルはロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)が唯一の得点を挙げてエクアドルに1-0で勝利し、精彩を欠く予選の戦いに弾みをつけた。

 ロドリゴが30分にシュートを相手に当てながらも決めた得点で、今予選ここまで6位に沈んでいたブラジルは勝ち点3を奪取した。この白星でブラジルは3勝目を挙げ、勝ち点を10に伸ばして4位に浮上にしたものの、首位に立つアルゼンチンとは8ポイント差となっている。

 ブラジルはこのところの主要国際大会では苦戦しており、2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)では準々決勝敗退、コパ・アメリカ(2024 Copa America)でも4強入りを逃した。

 最近の不振の中で特徴としてみられる流動性の欠如はこの日の試合でも顕著に表れ、長時間ボールを支配していたにもかかわらず、枠内シュートは3本と決定的なチャンスをほとんどつくれなかった。

 一方、ウルグアイはパラグアイと0-0の引き分けに終わり、ルイス・スアレス(Luis Suarez)は悔しい形で国際舞台に別れを告げた。

 37歳のスアレスは2日、通算143試合に出場して最多69ゴールを記録した17年間の代表キャリアに別れを告げることを発表していた。

 試合前にはセレモニーが行われ、家族とともにピッチに姿を現すとファンから賛辞を受け、盟友リオネル・メッシ(Lionel Messi)からのビデオメッセージも流された。

 しかし、ウルグアイは65パーセントのボール支配率を記録しながらもパラグアイの堅い守りを崩しきれず、スアレスも通算70点目となるゴールを奪うことはできなかった。

 ウルグアイは勝ち点を14に伸ばし、首位アルゼンチンと4ポイント差の2位につけている。(c)AFP