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【09月07日 KOREA WAVE】ラテのコーヒーミックス(インスタントコーヒー)製品の飽和脂肪含有量が1日の基準値の最大25%、一般のコーヒーミックスでも最大13%に達することが、韓国消費者院の調査で明らかになった。1日にコーヒーミックス製品を2~3杯飲む場合、健康に悪影響を与える可能性がある。

韓国消費者院は、市場に出回っているインスタントコーヒーミックス12種類を調査した。

対象には、一般的なコーヒーミックスとして▽G7コーヒーミックス3in1(GGUMBI)▽マキシムモカゴールドマイルドコーヒーミックス(東西食品)▽モカゴールドミックスコーヒー(イーマート)▽スペシャルモカブレンドコーヒーミックス(イディア)▽テイスターズチョイスオリジナルコーヒーミックス(ロッテネスレコリア)▽フレンチカフェカフェミックスマイルド(南陽乳業)――の6種類が含まれていた。

ラテコーヒーミックスには▽ルーカスナインラテ(南陽乳業)▽ビニストカフェラテ(イディア)▽スターバックスカフェラテ(ネスレコリア)▽カヌラテ(東西食品)▽コーヒービーンカフェラテ(コーヒービーン)▽トゥーサムエイリストスティックコーヒーカフェラテ(トゥーサムプレイス)――の6種類が含まれていた。

その結果、コーヒーミックススティック1個あたりの飽和脂肪含有量は、一般的なコーヒーミックスで1日栄養成分基準値の8~13%(1.2~1.9g)、ラテコーヒーミックス(スターバックスカフェラテを除く)では15~25%(2.2~3.7g)と、ラテコーヒーミックスの方が相対的に高かった。

一般的なコーヒーミックスの中で最も飽和脂肪が多かったのはG7コーヒーミックス3in1(GGUMBI)で、1.9g(13%)を含んでおり、最も少なかったのはスペシャルモカブレンドコーヒーミックス(イディア)で、1.2g(8%)だった。

ラテコーヒーミックスの中では、ルカスナインラテ(南陽乳業)が3.7g(25%)で最も多く、スターバックスカフェラテ(ネスレコリア)が1.5g(10%)で最も少なかった。

韓国消費者院の関係者は「コーヒーミックスの原材料の一つであるクリーマーは、ほとんどが飽和脂肪酸成分であり、ラテコーヒーミックス製品はクリーマーの配合比率が高いため、飽和脂肪の含有量が一般的なコーヒーミックスよりも高い傾向にある」と分析した。

一般的なコーヒーミックスの糖類含有量は、スティック1本あたり1日栄養成分基準値の5~7%(5.2~7.1g)で、ラテコーヒーミックスは2~5%(2.1~5.1g)と、一般的なコーヒーミックスの方が糖類含有量が相対的に多かった。

一般的なコーヒーミックスの中で最も糖類が多かったのはG7コーヒーミックス3in1(GGUMBI)で、7.1g(7%)を含んでおり、最も少なかったのはフレンチカフェカフェミックスマイルド(南陽乳業)で、5.2g(5%)だった。

ラテコーヒーミックス製品では、トゥーサムエイリストスティックコーヒーカフェラテ(トゥーサムプレイス)が6.4g(6%)で最も多く、ビニストカフェラテ(イディア)が2.1g(2%)で最も少なかった。

韓国消費者院は、製品間の飽和脂肪含有量に最大3倍の差があり、コーヒーミックス2杯だけで1日栄養成分基準値の16~49%を満たしてしまうため、摂取量の調整が必要だと指摘している。

また、1日2杯のコーヒーミックスを飲むと、糖類摂取量は4.2~14.2gとなり、最も多い製品は世界保健機関(WHO)の推奨基準の28%に達することが明らかになった。

韓国消費者院の関係者は「1日にコーヒーミックス2~3杯と他の加工食品から糖類を追加摂取すると、加工食品からの糖類摂取推奨基準を超える可能性がある。健康的な食生活のためには、コーヒーの砂糖量を調整するか、飲む回数を減らす努力が必要だ」と説明した。

さらに、韓国消費者院が調査対象の12製品のカフェイン含有量表示実態を調べたところ、全製品がカフェイン含有量を表示していなかった。韓国消費者院の関係者は「高カフェイン含有表示基準は液体食品にのみ適用されるが、コーヒーミックス製品には表示義務がない。ただし、カフェインに敏感な消費者のために事業者に自主的な表示を推奨した」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News