【9月9日 CGTN Japanese】長江デルタにある世界級空港群と昆明国際ハブを結ぶ東西方向空中交通大動脈空域最適化案が5日午前0時に正式にスタートしました。フライトの運航安全レベルと飛行効率はさらに向上するとみられています。

 同大通路は東西方向で最も繁忙なH 24航路に対して、一方向飛行平行化の最適化を実施しました。従来の向かい合って飛行する1航路が一方向だけに飛行する2航路に拡張されました。

 これについて中国民用航空局空中交通管理局空域センター空域管理室の張俊傑副主任は、「上海の浦東および虹橋、杭州の蕭山、南昌の昌北、長沙の黄花、貴陽の龍洞堡、昆明の長水といった七つの1000万級ハブ空港が効果的に連結し、東西を横断する空中交通の大動脈が形成された」と述べました。

 上海から昆明までは、片方が世界級六大空港群の一つである長江デルタ地域であり、もう片方が「一帯一路」建設で南アジアと東南アジアを結ぶ要地である雲南省であることから、長い間中国で最も繁忙な航路の一つになっています。

 評価によれば、同大通路によって民間航空の安全運航レベルは効果的に向上するとされています。関連の離着陸の1日当たりの流れは47%、区間の1日当たりの流れは56%減少し、これまでの航路渋滞が大幅に緩和されます。また、試算によれば同大通路の航路容量は約32%向上します。(c)CGTN Japanese/AFPBB News