習氏、アフリカ諸国に7兆円超の資金拠出表明 今後3年間で
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【9月5日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は5日、中国アフリカ協力フォーラム首脳会合で、アフリカに対し今後3年間で3600億元(約7兆3000億円)の資金を拠出すると表明し、インフラおよび貿易面での協力関係を深めることを約束した。
国営メディアによると、中国で開催された首脳会議としては新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以降で最大規模になった同フォーラムには、アフリカ諸国の指導者50人以上と国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長が出席している。
習氏は5日朝、首都北京の人民大会堂(Great Hall of the People)で行われた開会式で、アフリカとの関係が「歴史上最良の時期」にあると称賛。
「中国はアフリカ諸国と産業、農業、インフラ、貿易、投資の分野で協力を深める準備ができている」とし、「今後3年間で、中国政府は3600億元相当の資金を拠出する」と述べた。
また、アフリカに少なくとも100万人の雇用創出を支援するとも約束した。
一方、国連のグテレス事務総長は、中国との関係強化によりアフリカ大陸での「再生可能エネルギー革命が進む」可能性があると指摘。貧困撲滅を含めて驚異的な発展を遂げた中国は「豊富な経験と専門知識を提供できる」と述べた。(c)AFP/Sam DAVIES