ローマ教皇、宗教間の絆で「過激主義に対抗を」 インドネシア
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【9月4日 AFP】インドネシアを訪問しているローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis、87)は4日、過激主義や不寛容に対抗するために、宗教間の絆を「強化」する必要があると述べた。
アジア太平洋地域4か国を歴訪中のフランシスコ教皇は前日、イスラム教徒が大多数を占める最初の訪問国、インドネシアに到着。4日はジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領と会見した。
会見後の演説で教皇は、「過激主義や不寛容への対抗といった共通課題に取り組む上で宗教間の対話は不可欠」とし、平和を確保するために宗教間対話を増やしていきたいと述べた。
インドネシアは長年、イスラム過激派の問題に悩まされている。2002年にはバリ島で202人が死亡する爆弾テロが起き、過激派に対する取り締まりが強化された。
今回のフランシスコ教皇訪問でも、主要な訪問先周辺の道路で迂回(うかい)誘導や閉鎖が行われるなど、警備が強化されている。(c)AFP