【9月4日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2024)は3日、第16ステージ(ルアンコからラゴスデコバドンガ、181.5キロ)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のマルク・ソレル(Marc Soler、スペイン)が優勝。総合争いではデカトロン・アージェードゥーゼル・ラモンディアル(Decathlon-AG2R La Mondiale)のベン・オコナー(Ben O'Connor、オーストラリア)がかろうじてトップを守った。

 休養日明けのこの日は、標高1100メートルのラゴスデコバドンガ(Lagos de Covadonga)の山頂フィニッシュへ向け、12.8キロの過酷な上り坂が続くコース。その中で、ソレルはチーム・ジェイコ・アルウラ(Team Jayco AlUla)のフィリッポ・ザナ(Filippo Zana、イタリア)とチームDSM・フィルメニッヒ・ポストNL(Team DSM Firmenich PostNL)のマックス・プール(Max Poole、英国)を上回って優勝を果たした。

 オコナーは何とか総合トップを守ったが20位でステージを終え、ステージ11位に入ったレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(Redbull Bora Hansgrohe)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)に1分近く差を詰められ、わずか5秒差で4日の第17ステージを迎えることになった。

 一方、ここまで区間3勝を挙げてポイント賞争いでトップに立っていたチーム・ビスマ・リースアバイク(Team Visma | Lease a Bike)のワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)は、残り50キロ付近で激しく落車し、いったんは復帰したもののすぐにリタイアを強いられた。(c)AFP