【9月2日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2024)は1日、第15ステージ(インフィエストからバルグランデパハーレス、143キロ)が行われ、エキポ・ケルンファルマ(Equipo Kern Pharma)のパブロ・カストリーリョ(Pablo Castrillo、スペイン)が今大会ステージ2勝目を挙げた。

 23歳のカストリーリョはすでに第12ステージを制していたが、この日がキャリア最大の勝利となった。ゴールから残り3キロで単独アタックを仕掛けると、終盤追い上げたレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(Redbull Bora Hansgrohe)のアレクサンドル・ブラソフ(Aleksandr Vlasov)を抑え、霧に包まれた過酷なクイトゥネグル(Cuitu Negru)の山頂フィニッシュをトップで通過した。

 総合勢では、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(Redbull Bora Hansgrohe)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)がトップに立つデカトロン・アージェードゥーゼル・ラモンディアル(Decathlon-AG2R La Mondiale)のベン・オコナー(Ben O'Connor、オーストラリア)とのタイム差をさらに縮めた。

 ログリッチはオコナーを38秒上回る5位でフィニッシュしたが、その後にチームの車を風よけに利用して集団に復帰したとして20秒のペナルティーを科された。この結果、オコナーとログリッチのタイム差は1分3秒となり、大会は最終週に入る。(c)AFP