【9月2日 AFP】フランス・パリのアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長は、現在開催中のパリ・パラリンピック後も、6月からエッフェル塔(Eiffel Tower)に飾られている五輪シンボルを残すと語った。

 イダルゴ市長は仏日刊紙ウエスト・フランスに対し、「パリ市長として決定権は私にあり、国際オリンピック委員会(IOC)の同意も得ています。ですから、(五輪シンボルは)エッフェル塔に残ることになります」とコメントした。期間については明らかになっていない。

 しかしながら市長は、現在の五輪シンボルは「重すぎ」て長期間持ちこたえることができないため、同じ大きさでより軽いシンボルに取り換えると述べた。

 パリ市民からは「美しいシンボルになると思う」「短期間だったら良いのでは」「他の場所に設置できると思うので必要ない」などと、賛否の声が聞かれた。

 また市長は、市内のチュイルリー公園(Tuileries Garden)に聖火台を残したいという希望を再度表明したが、同公園は国有地であるため最終決定権はエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領にある。

 映像はエッフェル塔の資料映像と市民の声、1日撮影。(c)AFP