【9月1日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2024)は31日、第14ステージ(ビリャフランカデルビエルソからビリャブリノ、199.8キロ)が行われ、アルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin–Deceuninck)のカーデン・グローブス(Kaden Groves、オーストラリア)がチーム・ビスマ・リースアバイク(Team Visma | Lease a Bike)のワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)とのスプリント勝負を制し、ステージ優勝を飾った。

 最後のスプリントでは、今大会区間4勝目を狙うファン・アールトが好位置を確保し、望みのタイミングでスパートをかけたが、最後に数センチ差のトップでフィニッシュラインを切ったのはグローブスだった。グローブスはこれで区間2勝目を挙げている。

 総合争いでは、2位につけるレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(Redbull Bora Hansgrohe)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が残り14キロでパンクに見舞われたが、チームの車からすぐに替えのバイクを受け取って集団に復帰し、優勝争いに生き残った。

 前日ログリッチに2分近くタイム差を詰められる苦戦を強いられたデカトロン・アージェードゥーゼル・ラモンディアル(Decathlon-AG2R La Mondiale)のベン・オコナー(Ben O'Connor、オーストラリア)は、この日は順調に乗り切り、ログリッチと1分21秒差の総合トップを維持した。(c)AFP