【8月31日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2024)は30日、第13ステージ(ルーゴからプエルトデアンカレス、175.6キロ)が行われ、イスラエル・プレミアテック(Israel-Premier Tech)のマイケル・ウッズ(Michael Woods、カナダ)が独走で区間優勝を果たした。総合争いでは、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(Redbull Bora Hansgrohe)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が首位との差を2分近く縮めている。

 四つのカテゴリー山岳が連なる過酷な今ステージで、ウッズは残り4.5キロメートルで逃げ集団から抜け出した。15パーセントの厳しい勾配が伸びるいくつかの坂を含む、最後の上りで動いた37歳のウッズは、後続に45秒差をつけてフィニッシュ。チーム・ジェイコ・アルウラ(Team Jayco AlUla)のマウロ・シュミット(Mauro Schmid、スイス)が2位に入り、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のマルク・ソレル(Marc Soler、スペイン)が3位に続いた。

 ウッズにとっては、三大ツール(グランツール)で4度目のステージ優勝となる。ブエルタではこれが3回目で、昨年のツール・ド・フランス(2023 Tour de France)でも1勝を挙げている。

 総合争いでは、デカトロン・アージェードゥーゼル・ラモンディアル(Decathlon-AG2R La Mondiale)のベン・オコナー(Ben O'Connor、オーストラリア)が首位を維持。しかし、ここ最近は苦戦が続いて28日の第11ステージでは差を37秒縮められていた中、この日は総合2位のログリッチに3分16秒差をつけてスタートしたが、その差を1分21秒にまで詰められた。

 31日の第14ステージは、ビリャフランカデルビエルソ(Villafranca del Bierzo)からビリャブリノ(Villablino)まで今大会最長の約200キロを走行するため、オコナーにとってこのタイム差はかなり危ういものとなっている。(c)AFP