中国ではエネルギー構造のグリーン化と低炭素化が加速中
このニュースをシェア
【9⽉4⽇ Peopleʼs Daily】省エネルギーと効率向上は炭素排出削減を実現する上で最も重要で、最も経済的で、最も直接の手段だ。国際エネルギー機関(IEA)の試算によると、2050年までに省エネルギーと効率向上は、世界の二酸化炭素排出量削減の中で37%もの貢献を果たすとされる。
中国はエネルギー消費方法の改革を推進し、顕著な成果を上げてきた。中国は2013年から2023年にかけて、年平均3.3%のエネルギー消費増加率で、年平均6.1%の経済成長を支えてきた。単位GDP当たりのエネルギー消費は累計で26.1%減と、世界で最も大きい低下率を達成した。
中国国家発展改革委員会の初歩的な試算によれば、中国の単位GDP当たりのエネルギー消費量は2021年から2023年にかけて、原材料のエネルギー使用量と非化石エネルギー消費量を控除すれば累計で約7.3%低下し、高い質の発展に必要なエネルギー獲得を確保しつつ、二酸化炭素排出を約9億トン削減した。
中国はカーボンピークアウトおよびカーボンニュートラルに関する決定と実行をエコ文明の構築全体の一部として非常に重視し、経済と社会の発展に組み込んでいる。政府の多くの関連部門は金融関連などを通じて企業活動の低炭素化を後押しする政策を進めており、また、統一された規範的な炭素排出量の算出法を絶えず改善している。さらに、中国全国を対象にした世界最大規模の炭素市場も取り引きを始めた。
中国はエネルギー、工業、建築、交通などの重点分野と重点産業を中心に、省エネルギーと効率向上を積極的に推進している。中国国家発展改革委員会によると、2021年から2023年にかけて、火力発電では電力供給量当たりの石炭消費量が0.9%削減された。さらに製鉄、アルミニウム、セメント、製油、エチレン、合成アンモニアなどの業界では、エネルギー効率が基準を上回る生産能力の割合が平均で6ポイント向上した。
中国の高エネルギー消費産業は近年、製品の性能や汚染物質排出に関する環境基準、企業のイノベーション能力などの面で大幅な向上を遂げ、高エネルギー消費産業の低炭素転換を推進している。
復旦大学(Fudan University)の特任教授でもある同大学の持続可能な発展研究センターの陳詩一(Chen Shiyi)主任は、「中国のエネルギー大量消費型の産業は省エネルギーと炭素削減の面で顕著な成果を上げてきました。中国の鉄鋼、石油化学、非鉄金属、建材などの業界の主要製品のエネルギー効率は、国際的な先進水準に達しているか、近づきつつあります」と説明した。
陳主任はさらに、「中国は、世界におけるエコ文明の建設の参加者であり、貢献者、けん引者です。中国は新たな状況に向かい、グリーン転換を、自国の質の高い発展に役立てるだけでなく、世界のエネルギー転換と持続可能な発展にも積極的に貢献しています」と述べた。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News