【8月30日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)は29日、新方式のリーグステージ組み合わせ抽選が行われ、王者レアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)はホームで昨季決勝でも対戦したボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund、ドイツ)と、敵地でリバプール(Liverpool FC、イングランド)との対戦が決まった。

 今大会からの新方式では、36クラブがグループ分けされずに一つのリーグにまとめられ、各クラブが八つの異なる相手と1試合ずつ行う。

 昨季、最多記録を更新する通算15回目の優勝を飾った後、フランス代表のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)を獲得したレアルは、ホームでACミラン(AC Milan、イタリア)、敵地でアタランタ(Atalanta、イタリア)とも対戦する。

 2シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場となるリバプールもミランと対戦し、大会初出場となるジローナ(Girona FC、スペイン)とも顔を合わせる。その中でリバプールのサポーターは、元所属選手のシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督が率いるドイツ王者バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)との一戦に最も期待を高めているだろう。

 マンチェスター・シティ(Manchester City、イングランド)は、イタリア王者インテル(Inter Milan)とホームで激突。パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG、フランス)とユベントス(Juventus、イタリア)の敵地に乗り込む。一方でクラブ・ブルージュ(Club Brugge、ベルギー)やスパルタ・プラハ(Sparta Prague、チェコ)、スロバン・ブラチスラバ(SK Slovan Bratislava、スロバキア)といった初対戦の手ごわい相手も控えている。

 その他では、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich、ドイツ)がPSGとFCバルセロナ(FC Barcelona、スペイン)、アーセナル(Arsenal、イングランド)がインテルとPSGと行う試合にも注目が集まる。

 参加クラブ数はこれまでの32チームから4チーム増加し、抽選では9チームずつで四つのポットに振り分けられた。各チームは各ポットからの2チームと、1試合をホームで、もう1試合をアウェーで戦うことになっている。

 リーグステージの最後の2試合は来年1月に行われ、全試合終了後に上位8クラブは16強入りとなる。9位から24位のチームがプレーオフに進み、そこから残りの8チームがベスト16入りを果たすことになる。25位以下はこれまでのようにヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)に回ることなく、完全敗退となる。

 大会初戦は9月17~19日にかけて開催される。(c)AFP