イスラエル、ヨルダン川西岸で「対テロ作戦」開始
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【8月28日 AFP】イスラエルの治安部隊は28日未明、占領下のヨルダン川西岸(West Bank)北部で「対テロ作戦」を開始した。軍の報道官が発表した。一方、パレスチナ自治区の保健当局は、西岸のジェニン(Jenin)で2人が死亡したと報告した。
イスラエル軍のアビチャイ・アドレー(Avichay Adraee)報道官は治安機関シンベト(Shin Bet)との共同声明で、「治安部隊は、ジェニンおよびトゥルカラム(Tulkarm)で対テロ作戦を開始した」と発表した。
パレスチナ保健当局は、ジェニンで25歳と39歳の男性2人がイスラエル軍に殺害されたと明らかにした。
イスラエルは2日前にも西岸で空爆を実施。パレスチナ自治政府(PA)によると、この攻撃で5人が死亡した。
ガザ地区(Gaza Strip)での戦闘と並行して西岸での攻撃も急増している。パレスチナ保健当局の発表に基づくAFPの集計によると、昨年10月7日のイスラム組織ハマス(Hamas)によるイスラエルへの越境攻撃以降、西岸でイスラエル軍と入植者に殺害されたパレスチナ人は640人を超える。
一方、イスラエル当局によれば、同期間にパレスチナ人による攻撃でイスラエル人少なくとも19人が死亡した。(c)AFP