【8月24日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)への来季移籍が決まっているブラジル出身の17歳エステバン・ウィリアン(Estevao Willian)が23日、来月行われる2026年W杯(2026 World Cup)南米予選のエクアドル戦とパラグアイ戦に臨む代表メンバーに初召集された。

 現在カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のパルメイラス(Palmeiras)に所属するエステバンは、18歳になる来年にチェルシーへ加入することが決まっており、南米で最も期待されている才能豊かなストライカーの一人として評価されている。

 ブラジル代表では、昨年11月のコロンビア戦で当時17歳のエンドリッキ(Endrick)が代表デビューを果たしており、今年3月のイングランド戦で代表戦初ゴールを記録し、チームの1-0の勝利に貢献した。エステバンと同じくパルメイラスでキャリアをスタートさせたエンドリッキは先月、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に6年契約で加入している。

 ブラジル代表を率いるドリバウ・ジュニオール(Dorival Junior)監督は、レアルのビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)とロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)を招集した一方で、FCバルセロナ(FC Barcelona)のラフィーニャ(Raphinha)とアーセナル(Arsenal)のガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)をメンバー外としている。ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は昨年11月に負傷した膝のけがが回復しておらず、依然としてプレーは不可能となっている。

 通算5度のW杯制覇を誇るブラジルは、ここまでの予選6試合で2勝しか挙げられておらず、10か国中6位沈んでいる。来月6日にはブラジル南部パラナ(Parana)州の州都クリチバ(Curitiba)でエクアドルを迎え撃ち、同10日には敵地アスンシオンでパラグアイに挑む。(c)AFP