【8月24日 AFP】24-25ドイツ・ブンデスリーガ1部は23日、開幕戦が行われ、王者バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は後半アディショナルタイム11分にフロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)が決勝点を挙げ、3-2でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に勝利した。

 グラニト・ジャカ(Granit Xhaka)とビルツのゴールで2点を先行し、ハーフタイムまでは主導権を握っていたレバークーゼンだったが、敵地ボルシア・パルク(Borussia Park)で雨が降り始める中、59分にニコ・エルヴェディ(Nico Elvedi)に1点を返されると、残り5分で新加入のティム・クラインディーンスト(Tim Kleindienst)に同点弾を許した。

 ホームサポーターが発煙筒をたいたため、試合が長いアディショナルタイムに突入する中、ボルシアMGは板倉滉(Ko Itakura)がペナルティーエリア内でアミン・アドリ(Amine Adli)の足を引っかけ、PKを献上。ビルツはキックをいったん防がれたもののそのこぼれ球を自ら蹴り込み、レバークーゼンはまたも終盤に決勝点を奪った。

 レバークーゼンは昨季、驚異的なパフォーマンスを見せて終了間際のゴールで試合を救うという評判を築き上げており、この日のビルツの決勝ゴールはリーグ史上最も遅い時間に決まった得点となった。

 レバークーゼンのシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督は言葉が出ない様子で、「説明のしようがない。これがサッカーだ。われわれにはよく起こることだ」と述べた。(c)AFP