【8月22日 AFP】サッカードイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)は21日、ドイツ代表からの引退を発表した。

 38歳のノイアーは、ドイツ代表通算124試合に出場し、うち61試合でキャプテンを務めた。2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)では優勝に大きく貢献し、大会最優秀GKにも選ばれた。代表ラストマッチは、優勝したスペインに敗れた今夏の欧州選手権(UEFA Euro 2024)準々決勝となった。

 ノイアーはSNSで、2026年のW杯まで代表でプレーしたい気持ちもあったとしつつ、「今が踏ん切りをつけるときだと確信」したと説明し、家族や代表のユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督と話し合った末の決断だと明かした。今後はバイエルンでのプレーに「完全に集中」するつもりだとした。

 ドイツ代表では、ともにブラジルW杯の優勝メンバーであるトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)とトニ・クロース(Toni Kroos)が欧州選手権後に代表を引退しており、それに続く決断となった。19日には、現主将のイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)も代表引退を表明している。

 ノイアーの代表引退により、今後は長年バックアップを務めていたFCバルセロナ(FC Barcelona)のマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)が、ドイツの正GKの座に就くとみられる。(c)AFP