イラン、占い師の死刑執行 女性客欺きレイプ
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【8月22日 AFP】イラン中部の当局は、複数の女性客に対するレイプや性的暴行の罪で死刑が確定した占い師の男の刑を執行した。司法省が21日、明らかにした。
司法省の公式ニュースサイト「ミザン・オンライン」によると、中部ヤズド(Yazd)州のホセイン・タフマセビ(Hossein Tahmasebi)司法長官は「ヤズドの刑事施設で、女性や少女を性的暴行した占い師が処刑された」「ヤズドの革命裁判所が言い渡し、最高裁判所で確定したこのレイプ犯の占い師の刑が執行された」と述べた。
タフマセビ氏によれば、男は占いを利用して客を欺き、「偽りの口実で女性や少女を性的暴行したりレイプしたりした」。
ミザン・オンラインによると、男は2020年3月から2021年3月の間に逮捕された。男は恩赦を求めていたが、「告訴件数」を理由に却下された。
イランは、レイプや性的暴行など幾つかの罪の法定刑に死刑を定めており、通常は絞首刑で執行される。
アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)などの人権団体によると、イランの死刑執行数は中国に次いで多い。(c)AFP