中国はデータの越境流動についての国際協力を積極推進
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【8⽉21⽇ Peopleʼs Daily】データは今や重要な生産要素だ。データの越境流動はすでに世界の資金、情報、技術、人材、貨物などの交換と共有の基盤だ。
中国とラオスの国境では国際鉄道輸送の円滑化のためにデータが両国側に伝送されている。北京友誼病院からは患者の臨床データが規則に基づいて処理された後、オランダのアムステルダム大学(University of Amsterdam)医学センターに伝送され、両国の専門家の共同研究に役立てられている。中国の貿易用電子商取引(EC)サイトでは、各国のバイヤーが中国のサプライヤーの関連情報を閲覧して取り引きを行う。データの越境流動は日増しに活発化している。
マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)によると、2025年までに、データの越境流動の世界のGDPへの貢献価値は11兆ドル(約1620兆円)に達すると予想される。データの越境流動はすでに、世界経済の成長を駆動する力だ。
北京工業大学(Beijing University of Technology)の張鵬楊(Zhang Pengyang)教授は、「中国は『ネットワーク安全法』、『データ安全法』、『個人情報保護法』を制定するなどで法整備を推進し、データの越境流動の法的基礎を築いた」「データの越境流動の管理の規範化を続け、外資企業に便宜を提供している」と説明した。
データの安全で秩序ある越境流動を推進するには、国際協力と開放的共有が欠かせない。中国のデータの越境流動についての主張と行動は、デジタル貿易の発展を促進し、科学技術や文化、教育など多くの分野での国際協力を推進することに有効であり、中国の制度型開放レベルを高め、ビジネス環境をさらに改善することにも有効だ。企業の革新力を引き出し、地域および世界経済の成長推進にも有効だ。
しかし、データの越境流動にはデータ主権、プライバシー保護、さらには国家の安全保障など多くの課題がある。2023年5月の時点で、70以上の国と地域がデータの越境流動を規制しており、180以上の地域貿易協定はデータの越境流動を含むデジタル貿易のルールに専用の条項を設けている。
中国は2020年9月、「グローバルデータセキュリティーイニシアチブ」を打ち出し、各国が開放的で公正で非差別的なビジネス環境の維持に力を入れ、互恵ウィンウィン、共同発展の実現を推進するよう呼び掛けた。また、中国とドイツは「データの越境流動での協力覚書き」を締結し、中国とシンガポールによる「デジタル政策対話メカニズム第1回会議」も成果を出した。
張教授は中国のこの提唱について、各国が他国の主権や法管轄権やデータセキュリティー管理権を尊重すべきと強調し、世界のデータ流動の安全性と秩序を共同で守り、自国のデータの安全保障だけでなくデータの越境流動における他国の関連ルールも尊重し、新たな活力をもたらす公平かつ包容的、有効な世界のデジタル管理の構築に参与する中国の責任と役割を明らかにするものと説明した。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News