ウクライナの越境攻撃続く ロシア西部で陣地強化
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【8月18日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、自国軍が大規模な越境攻撃を続けるロシア西部クルスク(Kursk)州で、陣地を強化していると明らかにした。
ロシア政府は前日、ウクライナ軍がクルスク州内の川にかかる重要な橋を破壊したと非難した。ウクライナは、同州におけるロシア軍部隊の移動と補給ルートの妨害を試みている。
ゼレンスキー氏はテレグラムへの投稿で、オレクサンドル・シルスキー(Oleksandr Syrsky)軍総司令官が「クルスク州のわが軍の陣地強化と安定地域の拡大を報告してきた」と述べた。また、軍はロシア兵を捕虜にしており、今後の捕虜交換の対象になるとの考えを示した。
ゼレンスキー氏は17日夜の演説でも、「作戦はわれわれの予想通りに進んでいる」と評価した。
ウクライナは今月6日からの越境攻撃で、要衝スジャ(Sudzha)を含む80以上の集落を制圧したとしている。
一方のロシア国防省は17日、クルスク州の3集落近辺でウクライナ軍を後退させたと主張。さらなる侵入を試みる「敵の機動部隊」を捜索中だと述べた。
ウクライナ軍による越境攻撃は同国にとって弾みとなっているものの、ロシア占領下のウクライナ東部で激化するより大規模な戦闘には影響はほぼ及んでいないとみられる。
ゼレンスキー氏は17日、ポクロウシク(Pokrovsk)とトレツク(Toretsk)近くのウクライナ軍陣地が「数十回におよぶ攻撃」を受けたと語った。これらの地区ではここ数週間、ロシア軍がじりじりと進軍している。
一方で、「われわれの兵士と部隊は占領軍を撃退するために全力を尽くしている」とし、状況は「制御下にある」と強調した。(c)AFP
