【8月16日 AFP】ブラジルのアマゾン熱帯雨林では今年、これまでに3万7000件以上の森林火災が確認されており、ここ20年ほどで最悪の状況となっている。14日、公開された観測衛星のデータで分かった。

 今年1月1日〜8月13日に記録された森林火災の件数は3万7835件。ブラジル国立宇宙研究所(INPE)によると、2023年同期比で111%増となった。

 1998年にデータ収集を開始して以降、同期間に記録された火災の件数が多かったのは2005年、04年、03年のみ。

 アマゾン熱帯雨林は昨年の6〜11月に記録的な干ばつに見舞われたため、火災が発生しやすくなっている。(c)AFP