四大陸の17カ国へ パンダ保護の国際協力事業が順調に進展
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【8月18日 CGTN Japanese】中国では、8月15日は「全国エコの日」です。生物多様性は地球の健康、人類の幸福、経済の繁栄を維持する基盤であり、ジャイアントパンダは生物多様性保護の世界的なシンボル的生物種です。今年2月の時点で、海外で暮らしている中国のジャイアントパンダが出産した回数は計41回、生まれたパンダの子どもは68頭となっており、飼育されているジャイアントパンダの個体群は確実に増えつつあります。
ジャイアントパンダは中国の国宝であり、世界各国の人々から愛されている人気動物でもあります。1990年代以降、中国は20カ国、26の機関とパンダに関する協力と交流事業を行っており、パンダの飼育と繁殖、病気の予防と治療、野生化訓練などの分野で一連の難題を乗り越え、パンダをはじめとする野生動物の野外保護を後押ししています。これは絶滅危惧種野生動物の保護と協力につながるとみられています。
海外で暮らしているパンダが出産する際、中国はその都度、専門家を派遣し、あるいはオンラインで遠隔的な協力を行っています。パンダに関する国際協力が整然と進められているのに伴って、現在、海外で暮らしているパンダは52頭に上り、四大陸17カ国の19の協力機関に及んでいます。故郷を遠く離れていても、中国からのパンダ大使は現地の人々からこよなく愛されています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News