中国 新型コロナ感染者が増加
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【8月16日 CGTN Japanese】 世界保健機関(WHO)は先ごろ、パリ五輪の期間中に少なくとも40人の選手が新型コロナウイルスやその他の呼吸器疾患の病原体に感染したと発表し、国際社会に対して新型コロナウイルス感染者の急増に注意するよう呼び掛けました。
中国国内のSNSでは、「自分も感染した」とし、発熱やせき、筋肉痛などの症状を訴える投稿が増えています。中国メディアの「第一財経」が10日、国家感染症医学センター主任で復旦大学付属華山医院感染科主任の張文宏教授の話として伝えたところによると、世界的な範囲で見ると、新型コロナウイルスの感染の波は半年を一周期として交代する傾向を示し、中国では段階的に流行する呼吸器疾患になってきているとのことです。
7月は、全国の定点観測病院で、インフルエンザ様疾患と新型コロナウイルスの陽性率が上昇傾向にあります。中国疾病予防コントロールセンターが8日に発表した7月の全国新型コロナ感染状況によると、夏季インフルエンザなどのウイルス感染率が下落したのに対し、新型コロナの感染者数は上昇しており、全体に占める割合も上昇しています。データによると、全国範囲でインフルエンザ様疾患も新型コロナ陽性率も7月1~7日の8.9%から7月22~28日の18.7%へと上昇しています。主にオミクロン変異株への感染で、JN.1系変異株とXDV系変異株に集中しているとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News