目標はカーボンニュートラル、中国はカーボンフットプリントの管理体系を構築中
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【8⽉17⽇ Peopleʼs Daily】カーボンフットプリント(CFP)とは、商品やサービスの原材料調達から廃棄やリサイクルに至るまでに排出される温室効果ガスの排出量を二酸化炭素に換算して示すことだ。
CFP管理体系の構築は、企業の低炭素製品の開発や生産、低炭素製品の消費を誘導することに有効だ。すなわち、グリーン低炭素の質の高い発展を推進し、炭素排出ピークアウトとカーボンニュートラルを実現する上で重要な意義がある。
例えば、ビニール袋の生産は大量の石油資源を消費するので、ビニール袋の使用はCFPを増加させる。太陽熱給湯器は太陽エネルギーを利用するためにCFPの削減につながる。CFPは商品に添えられたロゴにより消費者に示される。そのことで、製品のブランド価値を高めると同時に、低炭素消費習慣を育成することができる。
生態環境部など中国政府15部門はこのほど共同で「CFP管理体系の構築に関する実施方案」(以下、「方案」)を発表した。「方案」作成に当たっては各方面の意見を十分に聴取して反映させた。
「方案」は管理体系の構築、作業構造の構築、規則の国際相互信頼の構築、能力の構築などを目指すものであり、CFP関連業務の目標と任務を明確にした。主要任務には22項目があり、計算因子、標識認証、情報開示などCFP関連業務のすべてを網羅している。
「方案」はCFP管理体系の構築を加速した上で、多くの国、特に「一帯一路(Belt and Road)」共同建設国とCFP関連ルールについての交流と相互承認を推進し、国際標準ルールの制定に積極的に参与することを謳(うた)っている。
生態環境部環境および経済政策研究センターの田春秀(Tian Chunxiu)副主任は、「中国の特色と国際的な影響力を兼ね備えたCFPの管理体系を構築すれば、中国内外のルールの相互連携を推進することになり、中国でのCFPの管理レベルの向上を協同で促進し、炭素排出に関連する貿易についての政策の新たな国際情勢に積極対応することに有効だ」と述べた。
「方案」によれば、2027年までに100種前後の重点製品のCFP計算規則基準を制定するなどでCFP管理の体系を初歩的に確立する。2030年までには管理体系をさらに整備して200件前後の重点製品のCFP計算規則基準を制定する。
健全なCFP基準体系を構築すれば、製品のCFP管理や認証などの規範化を推進することができる。生態環境部はすでに、重点製品のCFP計算基準の作成作業に着手しており、市場主導および緊急性のある分野を先行させることを原則として、対象としてセメント、電解アルミニウム、太陽光発電モジュール、板ガラス、新エネルギー自動車、リチウム電池などを先行して試行することで、それ以外の対象についての基準の制定の参考とする方針だ。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News