ノルウェー皇太子妃の連れ子、コカイン摂取して交際相手に暴行
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【8月15日 AFP】ノルウェーのメッテ・マリット皇太子妃(Crown Princess Mette-Marit)がホーコン皇太子(Crown Prince Haakon)と結婚する前にもうけた息子が、コカインとアルコールを摂取して交際相手の女性に暴行を加えたことを認めた。国営テレビNRKが14日、伝えた。
マリウス・ボルグ・ホイビー(Marius Borg Hoiby)容疑者(27)は、皇太子妃が2001年に皇太子と結婚する前の1997年、当時のパートナーとの間に生まれた。
ホイビーは、首都オスロのアパートでの夜間の口論の後、8月4日に交際相手の女性の身体に危害を加え、負傷させた容疑で逮捕された。
現地メディアによると、警察はアパートの女性の寝室の壁に刃物が刺さっているのを発見した。
代理人弁護士によると、女性は事件の翌日に治療を受けたが、入院はしなかった。
ホイビー容疑者はNRKへの声明で、「決してあってはならないことが起きてしまった」「私は口論の後、アルコールとコカインの影響下で(被害女性に)身体的危害を加え、アパートの物を損壊した」と述べた。
ホイビー容疑者は「精神的な問題」に苦しみ、「薬物乱用と長期間にわたって」闘ってきたと明かした上で、 新しい治療法を探し、「真摯(しんし)に取り組んでいく」意向を示した。
一方で、「薬物摂取と病気は、アパートで起きたことの言い訳にはならない」「自分がしたことの責任を取りたい」として、警察には正直に話すと約束した。
ホイビー容疑者は皇太子夫妻の下で、イングリッド・アレクサンドラ王女(Princess Ingrid Alexandra、20)、スベレ・マグヌス王子(Prince Sverre Magnus、18)と共に育てられたが、2人と異なり公的な役割はない。
王室はこれまで、逮捕についてコメントしていない。(c)AFP